HSC〜再びの辛い時期到来と、救い
スピ好きゆるりです。
おばあちゃんの存在により、HSCのわたしは認めてもらえることが多かったので、心地の良い日々を過ごしておりました。
2年ほどそういう生活が続きました。
しかし、この蜜月期間にも終わりを告げる時がやってきます。
学齢期前に集団生活を少しでも過ごさせなければならない、という意見が離婚した両親の結論。
母も学齢期の前に少しでも集団生活をさせ小学校へ、という考えはあったようです💦
とても中途半端な時期に
私立の立派な幼稚園で、教育熱心なスタイル。
人気のある中、中途入園となりました。
これは、わたしにとって青天の霹靂( ̄◇ ̄;)
なぜ自由にできないのか窮屈にさせようとするのか。
わたしのため、と言われれば何も言えません💦
幼稚園は、3年保育もしくは2年保育ですから、年長組さんたちは、すでにコミュニティが形成されているのです( ̄◇ ̄;)
異端児のわたしは当然、いじめられることになります。
お砂場遊びをするように言われてもできません。
誰かと組んで、鉄棒をすること、などの課題もできません。
正直ほっといてくれ、という気持ち💦
そして、皆がやっているような、文字の練習や、工作、ごっこ遊びはわたしには幼稚すぎて、そんなことできない、と思ったものです。
なんでこんなにうるさいんだろう、なんでみんなで、みんなでというのだろう、、、、
それができないとなぜ叱られるのだろう、、、
油粘土の臭さにも耐えられず、ノリの匂いもキツくて、作業時間は辛いだけ。なぜみんな楽しそうなのだ、ノリのベタベタが気持ち悪い。
先生の言葉を聞きながら顔色を見ながら、裏の気持ちを感じ取っては、結局、先生が困るんだな、と思っていました。厄介な子どもだと感じているのもわかっていました。
子どもらしくない。
お友達とグループを作りましょう!!
一番苦手な時間が日々あります。
かと言って、いつも叱られるのは嫌ですから、いじめっ子が誘ってくれば上辺だけ嬉しい顔をして、加わることもしました。
大抵いじめられて終わるんですけども😭
通常の時間はただ苦痛なだけで、たくさんの音に囲まれていつも時計を眺めていました。
わたしがこの幼稚園に入って、唯一楽しかったことは、バレエ教室との出会いです。
バレエは、集団の部分もありますが、自己表現、芸術です。
そして、そのためには自分の努力、柔軟、ストレッチなどは、先生が来る前からどれだけやるのかは意識の問題🩰
わたしは、バレエの世界🩰が好きだったので、日々このレッスンのためだけに幼稚園になんとか通えたのです。
バレエも実力🩰の世界、ルーティンなレッスンを地道に繰り返す。
これは、わたしにとても、あっていました。おそらく一番熱心な生徒だったと思います。
そして、もともと、漫画等で見ては真似をしていたので、先生の言葉も飲み込みが早く、
バーレッスンも、一番前。お手本になることも多かったですし、褒められることがとても嬉しかったです。
バレエの世界は大変厳しいです。礼儀等々、普通の習い事とは違います。
経験者の方はわかると思いますが、先生は厳しく、パキパキしています。ダメ出しも多い中、褒められて認められることで、さらに楽しくなったのでした。
わたしは、おばあちゃんから叩き込まれていたので、礼儀から言葉遣いも優等生だったのです。
そして、音には過敏ですが、バレエレッスンは基本的にクラシック。
このお教室は生ピアノでのレッスンでしたから、とても落ち着いた気持ちで、表現することができました。
HSCの感覚過敏ではありますが、わたしは、歌や音楽は好きだったんです。
中でも、クラシックは、ほんとに心落ち着くのです。
自分に合ったものが一つでもある、それだけが救いでした。
自分の特性に合ったものの中では、本領発揮でき、イキイキする、伸び伸びできる、そんなHSCの子どもでした。
集団の中でアンテナをはって、いつも緊張し、人に合わせなければならないのは、とっても疲れるのです。
無理は禁物、その一言につきます。