大切な人たちとの別離あれこれ
スピ好きゆるりです^_^
以前に記事に上げましたが、わたしは複雑な育ちをしています。
もっと大変な人たちがいるのは承知しています。
実母も、そうなんです。
一歳頃に、伯母が育てることとなり、実の親兄弟のことは知らずに、裕福に育ちます。
伯母のことを実の母と思って小学校一年生までを過ごすのです。
ところが、推測ですが、実の両親のところでもきょうだいが多く、人手が欲しかったのでしょう。
突然に、裕福な伯母の家庭から、実の親兄弟のところへと戻されます。
伯母の家ではいつも白米、おかずもあり、一人っ子として育っていたのに、実の親兄弟のところは狭くて、ご飯🍚が食べられなかったそうです。
近所の子守をしたり、ゴミ拾い、諸々をやって小銭稼ぎをしたとか。
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そして、育ての父。
育ての父は実の父を知りません。戦死したそうですが、帰ってきたのは南方の砂だけ。
子供も抱えた未亡人が戦後暮らせるわけがなく、再婚するのですが、
再婚相手と養子縁組はせず、同じ家で一人苗字が違う育ての父。
もちろんうまくいくはずはなく、家から出ていき自立していったそうです。
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つまり、二人ともに、実の親と一緒に暮らしていない時期があったり、
他人に育てられたりしているのです。
その二人が再婚する。
そして、育ての父は、実子でないわたしと養子縁組をして、育てることとなります。
わたし自身は、母を育てた伯母に育てられた時期があり、両親とは暮らしていません。
こうしてみると。
みんな何かしら繋がっている気がします。
恩返し、なんでしょうか。
実の親でない人に育てられたら、実の子ではない子を育てたり。
そんなふうに回るのでしょうか。
わたしは、そんな気がしてなりません。
どこかでそれは断ち切れるのでしょうか。どんな意味があるのかなと、つい考えてしまいます。
恩返し以上の、もっと深いものがあるのかな、とも思います。
そして。
そう言う大事な人たちに限って、早く逝去している気がします。
親友も亡くなりました。大事な大事な親友でした。
先日初めて夢に出てきてくれました。
私のこと心配してるのかな??
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育ての父は寡黙な人でした。遺影は部屋にも置いてあります。
まだまだ実感はないです。わたしの心の中では生きているんですよね。
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実の父は、ほんとに突然のことで、知らせが来て高速を使って病院へ向かいました。
再婚相手の方が、人口呼吸器をつけた実の父に
「ゆるりちゃんがきてくれたのよ」といった途端に、
実の父は全く意識はありませんでしたが、涙を流したのです。
聴覚は最後まであるといいますが、わかってくれたのかなと思います。
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大事な人を亡くす、この喪失感は、何度経験しても慣れることはない。
それでも良く人はいいます。
その人の分まで生きなきゃねって。
わたしは未熟だから、それはできませんが、尊敬することだけは忘れません。
言えなかったありがとうも、恩返しも、たくさんたくさんあります。
そして時々この歌を思い出します。
歌には力がありますね。
取り留めない話でした。